ホーム / ガイド / 赤ちゃんの睡眠ガイド
GUIDE

赤ちゃんの睡眠ガイド|月齢別の睡眠時間と寝かしつけのコツ

2026年3月28日 公開
約10分で読めます
01

赤ちゃんの睡眠の特徴

赤ちゃんの睡眠

赤ちゃんの睡眠は大人とは大きく異なります。新生児期は昼夜の区別がなく、成長とともに少しずつ夜にまとまって眠れるようになっていきます。睡眠のリズムが整うまでには個人差がありますが、一般的に生後3〜4か月頃から昼夜の区別がつき始めます。

レム睡眠の割合が高い

新生児の睡眠の約50%がレム睡眠(浅い眠り)です。大人のレム睡眠の割合が約20%であることと比較すると、赤ちゃんがいかに眠りが浅いかがわかります。レム睡眠中は脳が活発に働いており、脳の発達に重要な役割を果たしています。

睡眠サイクルが短い

大人の睡眠サイクルは約90分ですが、赤ちゃんは約40〜60分と短く、サイクルの切り替わりごとに目が覚めやすくなります。これが赤ちゃんが頻繁に目を覚ます理由のひとつです。

参考
02

月齢別の睡眠時間

以下は月齢別の1日の総睡眠時間の目安です。個人差が大きいため、あくまで参考値として捉えてください。

新生児期(0〜1か月)

1日の総睡眠時間は16〜18時間。2〜3時間おきに授乳のために目覚め、昼夜の区別はありません。

生後1〜3か月

1日の総睡眠時間は14〜17時間。少しずつ夜間の睡眠時間が長くなり始めますが、まだ夜中に数回起きることが一般的です。

生後4〜6か月

1日の総睡眠時間は12〜16時間。昼寝は1日2〜3回。夜間に5〜6時間まとまって眠れるようになる子もいます。

生後7〜12か月

1日の総睡眠時間は12〜15時間。昼寝は1日1〜2回に減少。夜間の睡眠がまとまってきますが、夜泣きが始まることもあります。

1〜3歳

1日の総睡眠時間は11〜14時間。昼寝は1日1回(1〜2時間程度)。2〜3歳頃に昼寝をしなくなる子もいます。

参考
03

安全な睡眠環境

乳幼児突然死症候群(SIDS)や睡眠中の窒息事故を予防するため、安全な睡眠環境を整えることが極めて重要です。消費者庁や厚生労働省からも注意喚起が行われています。

SIDSの予防

  • あおむけに寝かせる(うつぶせ寝はSIDSのリスク要因)
  • できるだけ母乳で育てる(母乳育児はSIDSのリスクを低下させるとの研究結果がある)
  • 赤ちゃんの周囲でたばこを吸わない

窒息事故の予防

  • 固めの敷布団(マットレス)を使用する
  • 枕、掛け布団、ぬいぐるみ、クッションなどを寝床に置かない
  • ベビーベッドの柵とマットレスの間に隙間がないことを確認する
  • 添い寝をする場合は、大人用の柔らかい布団に赤ちゃんを寝かせない
  • 赤ちゃんの顔が埋もれるような柔らかい寝具を避ける

適切な室温と服装

室温は20〜22度程度を目安にし、赤ちゃんの体に触れて汗をかいていないか確認しましょう。着せすぎは体温上昇の原因になります。スリーパー(着るタイプの寝具)は掛け布団の代わりとして安全に使えます。

参考
04

寝かしつけの方法

寝かしつけの方法は赤ちゃんによって合うものが異なります。いくつかの方法を試し、お子さんに合った方法を見つけましょう。

入眠の儀式(ルーティン)を作る

毎日同じ順序で寝る前の行動を繰り返すことで、赤ちゃんが「これから寝る時間だ」と認識できるようになります。例えば「入浴 → パジャマに着替える → 絵本を読む → 部屋を暗くする → 子守唄」といった流れを作りましょう。

主な寝かしつけの方法

  • 抱っこしてゆっくり揺らす(縦抱き、横抱きなど赤ちゃんの好みに合わせて)
  • 背中やおしりをトントンとリズミカルに叩く
  • 添い寝をして体温を感じさせる
  • ホワイトノイズ(換気扇の音、雨音など)を流す
  • おくるみで包む(モロー反射による覚醒を防ぐ、生後3〜4か月頃まで)

自力で入眠する力を育てる

月齢が進むにつれて、抱っこや授乳に頼らず眠れるようになることを目標にしましょう。「眠そうだけどまだ起きている」状態でベッドに寝かせ、背中をトントンしながら見守る方法が推奨されています。すぐにできなくても焦らず、少しずつ練習していきましょう。

参考
05

夜泣きの原因と対策

夜泣きは生後6か月から1歳半頃に多く見られ、夜間に突然泣き出して容易に泣き止まない現象です。原因が特定できないことが多く、保護者の大きな悩みのひとつです。

考えられる原因

  • 睡眠サイクルの切り替わりによる覚醒
  • 日中の刺激が多すぎて脳が興奮している
  • 歯の生え始めによる不快感
  • 発達の節目(はいはい、つかまり立ちなどの新しいスキルの獲得時期)
  • 空腹、のどの渇き、暑さ・寒さなどの身体的不快

対策

  • 日中に十分な活動(外遊びや体を動かす遊び)をさせる
  • 就寝前の1時間はテレビやスマートフォンの画面を見せない
  • 夜間に泣いてもすぐに抱き上げず、まずは背中をトントンして様子を見る
  • 一度しっかり覚醒させてから、再度寝かしつける方法も有効な場合がある
保護者のケアも大切
夜泣きが続くと保護者の睡眠不足が深刻になります。パートナーと交代で対応する、日中に仮眠を取るなど、保護者自身の休息を確保することも重要です。つらいときは地域の子育て支援センターや保健師に相談しましょう。
参考
06

生活リズムの整え方

規則正しい生活リズムを作ることが、質のよい睡眠の土台になります。朝の光を浴びることで体内時計がリセットされ、夜に自然な眠気が訪れるようになります。

生活リズムを整えるポイント

  • 毎朝同じ時間に起こし、カーテンを開けて朝の光を浴びる
  • 日中はできるだけ明るい環境で過ごし、体を動かす時間を作る
  • 昼寝の時間を一定にし、夕方以降の昼寝は避ける
  • 入浴は就寝の1〜2時間前に済ませる
  • 就寝時刻の30分前から部屋を暗くし、静かな環境を作る
  • 食事の時間を毎日なるべく同じにする

月齢別のスケジュール例

生後4〜6か月頃からは「朝7時起床 → 午前の昼寝 → 昼食 → 午後の昼寝 → 夕方の活動 → 入浴 → 就寝(19〜20時)」というリズムを目標にできます。無理なく少しずつ整えていきましょう。

保育園に通い始めたとき

保育園入園後は園の生活リズムに合わせることで、自然とスケジュールが整いやすくなります。入園前から園のスケジュールに近い生活リズムに慣らしておくと、スムーズに移行できます。

参考
お住まいの地域の子育て支援情報を調べる
全国の市区町村の子育て支援情報を比較できます