ホーム / ガイド / ファミリーサポートセンターの使い方
GUIDE

ファミリーサポートセンターの使い方 料金・登録・利用の流れ

2026年3月28日 公開
約9分で読めます
01

ファミリーサポートセンターとは

ファミサポ

ファミリーサポートセンター(通称:ファミサポ)とは、地域において子育ての援助を受けたい人(依頼会員)と、援助を行いたい人(提供会員)をつなぐ、自治体が運営する相互援助活動の仕組みです。厚生労働省の「子育て援助活動支援事業」に基づき、全国約970の市区町村で実施されています。

保育施設とは異なり、提供会員の自宅や指定の場所で、1対1またはそれに近い形で子どもを預かってもらえる点が特徴です。送迎のみの利用も可能で、保育園の開園前後や習い事の送り迎えなど、細かなニーズに対応できます。

ファミサポの会員構成
ファミサポには3種類の会員があります。子育ての援助を受けたい「依頼会員」、援助を行う「提供会員」、そして両方を兼ねる「両方会員」です。提供会員は自治体が実施する講習会(24時間程度)を受講しており、一定の知識を持った地域の方が担当します。
参考
02

利用できる内容

ファミサポで依頼できる援助内容は多岐にわたります。子育て中のさまざまな場面で活用できます。

主な援助内容

  • 保育園・幼稚園・学童保育への送り迎え
  • 保育園・幼稚園の開始前や終了後の預かり
  • 学校の放課後や学童保育終了後の預かり
  • 保護者の通院、買い物、行事参加時の預かり
  • 保護者のリフレッシュ目的の預かり
  • 冠婚葬祭や兄弟姉妹の学校行事時の預かり
  • 病児・病後児の預かり(対応しているセンターのみ)

対象年齢

多くのセンターでは、生後3か月から小学校6年生までを対象としています。自治体によっては中学生まで対象にしているところもあります。

宿泊を伴う預かりについて
原則としてファミサポは日中の預かりが中心ですが、一部の自治体では早朝・夜間や宿泊を伴う預かりに対応している場合があります。宿泊対応のセンターは限られるため、事前に確認が必要です。
参考
03

料金の仕組み

ファミサポの利用料金は、自治体ごとに基準額が定められており、依頼会員から提供会員に直接支払う形式です。営利目的ではないため、民間のベビーシッターサービスと比べて低廉な設定になっています。

料金の目安(1時間あたり)

  • 平日(日中):600円から800円程度
  • 平日(早朝・夜間):700円から1,000円程度
  • 土日・祝日:700円から1,000円程度
  • 年末年始・お盆:800円から1,200円程度

料金に関する注意点

  • 子ども1人あたりの料金設定のため、きょうだいを預ける場合は人数分かかる
  • 交通費や食事代は別途実費が必要な場合がある
  • キャンセル料が発生する自治体もある(前日50%、当日100%など)
  • 利用料は提供会員に直接手渡しで支払うのが一般的
助成制度の活用
自治体によっては、ファミサポの利用料を助成する制度を設けている場合があります。ひとり親世帯、非課税世帯、多子世帯などが対象になることが多く、利用料の半額から全額が助成されるケースもあります。また、内閣府のベビーシッター券がファミサポでも使える場合があるため、勤務先に確認してみましょう。
参考
04

登録から利用までの流れ

ファミサポを利用するには、事前にセンターへの会員登録が必要です。登録から実際の利用までの一般的な流れを説明します。

利用までのステップ

  1. お住まいの自治体のファミリーサポートセンターに問い合わせる
  2. 入会説明会または個別面談に参加する(所要時間30分から1時間程度)
  3. 依頼会員として登録する(登録料は無料の自治体がほとんど)
  4. 援助が必要になったらセンターに連絡し、利用を申し込む
  5. センターが条件に合う提供会員を紹介してくれる
  6. 事前打ち合わせを行う(依頼会員・提供会員・センター職員の三者で実施)
  7. 利用日に子どもを預ける
  8. 利用後に活動報告書を記入し、料金を支払う

登録に必要なもの

  • 本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)
  • 登録申込書(センターで入手)
  • 証明写真(自治体による)

登録からマッチングまでに時間がかかることがあるため、利用予定がある場合は余裕を持って登録しておくことをおすすめします。

参考
05

安心して利用するためのポイント

ファミサポは個人間の活動のため、初めて利用する方は不安を感じることもあるかもしれません。安心して利用するためのポイントを紹介します。

事前打ち合わせを丁寧に行う

初回利用前の事前打ち合わせでは、子どもの性格、食物アレルギーの有無、普段の生活リズム、緊急連絡先など、必要な情報をしっかり共有しましょう。預かり場所の確認や、子どもと提供会員が顔を合わせておくことも大切です。

補償保険制度について

ファミサポ活動中の事故に備え、センターを通じて補償保険に加入しています。会員登録と同時に自動加入となる自治体がほとんどで、保険料はセンターが負担します。活動中の子どものケガや、提供会員のケガ、第三者への損害が補償対象となります。

相性が合わない場合

提供会員との相性が合わないと感じた場合は、遠慮なくセンターに相談しましょう。別の提供会員への変更が可能です。子どもの安全と安心が最優先です。

提供会員の質について
提供会員は自治体が実施する講習(救急救命、子どもの発達、安全管理など24時間程度のカリキュラム)を修了した方が担当します。ただし、保育士などの資格は必須ではないため、専門的な保育を求める場合は認可保育施設の一時保育が適しています。
参考
06

ファミサポと併用できる他の支援

ファミサポだけでなく、他の子育て支援制度と組み合わせることで、より柔軟に育児と生活を両立できます。

一時保育(一時預かり)

保育施設での集団保育を希望する場合や、長時間の預かりが必要な場合は一時保育が適しています。ファミサポは送迎に特化し、預かりは一時保育を利用するという組み合わせも効果的です。

一時保育の利用条件・料金・予約方法を見る

子育て短期支援事業

保護者の疾病や出張などで宿泊を伴う預かりが必要な場合は、ショートステイ(短期入所生活援助事業)の利用を検討しましょう。児童養護施設等で最大7日間程度、子どもを預かってもらえます。

地域子育て支援拠点

子育てひろばや子育て支援センターなどの拠点施設では、親子で自由に過ごせるスペースの提供や育児相談を行っています。ファミサポの情報を得られることも多いため、まずは気軽に訪れてみましょう。

都道府県から市区町村の支援情報を探す
参考
お住まいの地域のファミサポを調べる
全国の市区町村の子育て支援情報を比較できます
← 子育てしやすい街の選び方|比較すべき7つのポイント
ひとり親家庭の支援制度一覧|手当・助成・減免を総まとめ →