一時保育とは? 利用条件・料金・予約方法を解説
一時保育(一時預かり)とは
一時保育(一時預かり)とは、保育園に通っていない子どもを一時的に保育施設で預かる事業のことです。児童福祉法に基づく地域子ども・子育て支援事業の一つとして、多くの市区町村で実施されています。
保護者の就労、通院、冠婚葬祭、リフレッシュなど、理由を問わず利用できる自治体が増えており、在宅で子育てをしている家庭にとって重要な支援制度です。利用対象は主に未就学児で、生後6か月から受け入れる施設が一般的です。
利用できる条件と対象
一時保育を利用できる条件は自治体や施設によって異なりますが、一般的な基準は以下のとおりです。
対象年齢
- おおむね生後6か月から小学校就学前までの乳幼児
- 施設によっては生後3か月から受け入れるところもあり
- 年齢によって利用可能な枠数が異なる場合がある
利用条件
- 保育園・認定こども園・幼稚園に在籍していないこと(在籍児対象の施設もあり)
- 当該自治体に住民登録があること(他自治体からの利用を認める施設もある)
- 集団保育が可能な健康状態であること
- 利用回数の上限:月に7日から14日程度(自治体による)
利用理由は問わない自治体が主流になりつつありますが、緊急型と非定型型を優先し、リフレッシュ目的は空きがある場合のみ対応という施設もあります。事前に確認しておきましょう。
料金の目安
一時保育の料金は自治体や施設によって異なりますが、公立・認可施設と民間施設で大きな差があります。
公立・認可施設の料金目安
- 0歳児:1日あたり2,000円から3,000円程度
- 1歳から2歳児:1日あたり1,500円から2,500円程度
- 3歳以上児:1日あたり1,000円から2,000円程度
- 半日利用の場合は上記の半額程度
民間施設(認可外保育施設等)の料金目安
- 1時間あたり500円から1,500円程度
- 1日利用で5,000円から10,000円程度
- 入会金や登録料が別途必要な場合がある
予約・申し込み方法
一時保育を利用するには、事前の登録と予約が必要です。一般的な流れは以下のとおりです。
利用までの流れ
- 利用したい施設を探す(自治体の公式サイト、子育て支援課に問い合わせ)
- 事前登録を行う(施設見学が必要な場合もあり)
- 利用日を予約する(電話、窓口、オンラインなど)
- 当日、必要な持ち物を持って施設に子どもを預ける
- お迎え時に利用料を支払う(後日引き落としの場合もあり)
事前登録に必要なもの
- 利用登録申請書(施設または自治体の窓口で入手)
- 母子健康手帳
- 健康保険証の写し
- 子どもの健康状態や食物アレルギーに関する書類
予約は利用日の1か月前から受付開始という施設が多く、特に人気のある施設は早めの予約が必要です。キャンセル待ちができる施設もあるため、希望日が埋まっていても問い合わせてみましょう。
一時保育を上手に使うコツ
一時保育をスムーズに利用するためのポイントを紹介します。
慣らし保育を活用する
初めて利用する場合、子どもが慣れない環境に不安を感じることがあります。可能であれば、最初は短時間の利用から始めて徐々に時間を延ばす「慣らし保育」を行いましょう。施設によっては慣らし保育を推奨しているところもあります。
複数施設を登録しておく
一つの施設だけでは希望日に空きがない場合があります。複数の施設に事前登録をしておくと、急な用事にも対応しやすくなります。
持ち物を事前に準備する
- 着替え(2から3組)
- おむつ(必要な枚数 + 予備)
- お昼寝用のタオルケットやシーツ
- ビニール袋(汚れ物用)
- 哺乳瓶やミルク(乳児の場合)
一時保育以外の預け先
一時保育のほかにも、子どもを一時的に預けられるサービスがあります。状況に応じて使い分けましょう。
ファミリーサポートセンター(ファミサポ)
地域の会員同士で子どもの預かりや送迎を行う相互援助活動です。自宅で1対1の保育を受けられるため、少人数の環境を好む家庭に向いています。料金は1時間600円から1,000円程度です。
ファミリーサポートセンターの使い方を見るベビーシッター
民間のベビーシッターサービスを利用する方法です。自宅に来てもらえるため送迎の手間がかからず、時間の融通が利きやすいメリットがあります。内閣府のベビーシッター割引券を利用すれば費用を抑えられる場合もあります。
子育て短期支援事業(ショートステイ・トワイライトステイ)
保護者の疾病や仕事等の理由で、子どもを一時的に児童養護施設等で預かる制度です。宿泊を伴う預かり(ショートステイ)や夕方から夜間の預かり(トワイライトステイ)に対応しています。
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